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過去の経験を全て糧に。生肉のドッグフードを作った男性のお話

ドッグフードときくと、皆さんなにを思い浮かべるでしょう。
おそらく9割以上の方がコロコロっ、カリカリっとしたドライフードの、よく量販店などで販売しているものを想像するのではないでしょうか。

「カリカリを食べないワンちゃんがいるんです」と話してくれたのは「北海道産ドッグフードだいち」をつくっている株式會社克フーズの代表取締役小林宏幸さんです。

この「北海道産ドッグフードだいち」はなんと鶏むね肉?鶏骨?鶏レバーをはじめとする鶏肉を主體にかぼちゃやトマト?にんじんやエゴマ?しいたけ?昆布などが入った「生」で食べられるドッグフードです。

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え?!ワンちゃんに生でお肉を與えてもいいの?!と驚かれる方もいるかもしれません。
小林さんは「ワンちゃんそれぞれに合ったものを選ぶことが一番です」と前置きをしたあとに「犬の體のことを専門家に聞いたときに、犬はトラやライオンと體內構造は変わらない。野生のトラやライオンが生肉を食べているように犬も生肉は食べて大丈夫だということなのです」と話します。

「このカリカリのドッグフードを食べなくて困っている飼い主さんは多いんです。『歳をとってから食べなくなってしまった』なんてこともあります。そんな困っている飼い主さんに屆けばいいなと思ってこの商品を作り販売しています。今までカリカリのドッグフードだけを食べてきたワンちゃんでも、徐々に慣らしていけば大丈夫ですよ。それに犬の管理栄養士としてワンちゃんの食事のアドバイスもしています」と小林さん。

2018年に「北海道産ドッグフードだいち」を販売スタートさせましたが、それまでの経緯、この生食のドッグフードをつくるに至るまでを聞きました。

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小林さんがそもそもなぜ生食のドッグフードを作ることになったのかを解明するためには、小林さんの人となりを知っておきましょう。

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小林さんは札幌出身で「學生時代は全くといっていいほど勉強が出來なかったんです」と當時を振り返ります。
高校ではバドミントン部に所屬し、勉強はないがしろにして部活に打ち込んだ日々を過ごしたと言います。

そして當時からも素直な性格だったためか、知り合う大人の人から可愛がられる事が多く、目をかけてもらうこともあったそう。
そんな高校時代に知り合った人物から小林さんは「勉強は大切。絶対しておいたほうがいい」と言われます。
當時の小林さんは0か100かの豬突猛進タイプ。その方を尊敬していたためその言葉を信じ、素直に勉強に打ち込むことにしたのです。
そして北海道大學(北大)を目指し勉強をスタートさせた小林さん。大學受験では北大こそ手が屆かなかったものの小樽商科大學に入學を果たします。
この成功體験こそが小林さんを頑張る人間にしたきっかけだったのです。
「天才じゃなくても、俺みたいなやつでもある程度勉強すればそこそこのところまで行けるんだなと思ったんです」と素直に思ったのだとか。

この體験をもとに「20點の點數しかとれない生徒に60點の點數をとれるようにすることなら自分にも教えられる!塾の先生になろう!」と決め大學4年生の時には3社の塾から內定を受け、順婦満帆そのまま塾の先生になるのかと思いきや???

「4年生の卒業間際。もう就職はすぐそこって時に???考えちゃったんですよね。これからの自分の姿を。
『このまま勉強しかしてこなかった、勉強しかできない先生になっていいのか?』
『ちゃんと社會の経験を積んでから子ども達に勉強以外も教えられる先生になった方がいいんじゃないのか』
その思いから???塾で働くのを辭めました。そりゃあもう內定先の企業からはめちゃめちゃ怒られましたよ。今考えたらあり得ないですよね。ほんと申し訳無いことをしたなぁと」

なんと新社會人になるはずだったレールから飛び降りた小林さん。
一筋縄ではいきません(笑)

卒業と同時にフリーターとなった小林さんは見聞を広めるため知人が働いていた食品會社の門をたたきます。
が、門前払いをされたのだとか。
「うーん。門前払いというよりも名のある大學を卒業してなぜ突然小さな食品工場で働きたいと言っているのか、怪しまれたんですよねきっと。怪しいですよね完全に」と笑います。

営業職の社員として面接を受け落ちた小林さんはそれでも食い下がります。
じゃあ???ということで工場のアルバイトとして働くことになったのです。

パートのおばちゃん達と一緒に焼き鳥の串を刺したりする日々。
それでも小林さんの熱いハートは冷めることはありませんでした。

「色々教えてもらったことをメモしたり、書き留めておきたかったんですけど、そんなことしている暇があったら串を多く作れよと言われるので、トイレ休憩のフリをしてメモに書き付けたり、人の名前をすぐ覚えるよう努力したり、タイムカード切った後に働いたりと、、、とにかく自分で思いつく限りの出來ることはして頑張ったんですよね」

小林さんのこの情熱はどこから來るのでしょう。
また、この狀態のことを両親はなんと言ったのか気になるところです。
「父親は自営業をやっていたので『最初の3年間は辭めずに勤めなさい!この3年でお前の人生が決まる!アルバイトなんだから更に頑張れ』と言われましたね。だからがむしゃらに頑張ったということもありますね」

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持ち前の頑張りでみるみる仕事を覚えていった小林さん。若さもあって最初はチヤホヤされていたそうですが、仕事ができるようになってくると今度はパートさんから虐められる対象になったのだとか。
「トイレで泣く日々が続きましたね。もう「辭める」っていつ言おういつ言おうって」
それでも耐えた小林さんは頑張りが會社でも評価され、3カ月で社員になりました。
それでもそこから更にまた地獄の社會人生活が待っていたと遠い目で話します。

社員になってから工場の管理を行い、繁忙期には深夜の3時4時まで働く日々。
そんな生活が1年間つづき、次には営業部へと異動になるのです。

市內のスーパーや量販店?飲食店などに商品を売りに行く日々。新規開拓などにも飛び込み営業をかけ、門前払いを経験して悔しさで涙を流す日々もあったと當時を振り返ります。
営業も1年ほど経験したときのことでした。

「働き始めたときからではあったんですが、會社の経営が悪くてほとんど潰れる寸前だったんです。ついに會社に経営コンサルタントが入ることになりました。このコンサルとの出會いも僕の人生をかえた一つのきっかけですね」

會社の経営をなんとか上方に持ちこたえさせようと経営コンサルタントからのアドバイスをもとに『効率よく仕事をすること』を教えてもらったと言います。

「2年間、泥臭くやってきた中で達成感もあったけれど色々な事に気が付かされました。経営コンサルタントの人に簿記を教えてもらったんです。そこで大學時代の數學が得意だったことが活きました。実際に24時間休みなく仕事をしてもどれだけ新規を開拓しようと數字に全く影響しなければ何にも意味が無いんだと???。そこから本州の工場に見學に行って、他社のやり方を勉強することで20%のコストカットしたり、會社をなんとか立て直そうとしましたが、2016年に會社が倒産し、別會社に買収され吸収される形になりました」

働いていた従業員は全員辭め、最後に社長への恩義として3カ月間だけ小林さんだけが引き継ぎのために殘ったといいます。

そして引き継ぎが終わり、次の仕事は何をしようかとフラフラしていた日のことでした。

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「友達の家に遊びに行ったときに『ドッグフードを急に食べなくなってしまった』と友達から聞いたんです。ドッグフードを食べない犬がいるなんて、衝撃でした。そこで、ドッグフードの原材料表記を見てみたら???食品工場で働いていただけあってそこに書かれている文字がスラスラと読めるんですけどね。人間には禁止されている食品や添加物ばっかりで???これまた衝撃でしたね」

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それを知った小林さんは、他のドッグフードやなんかも見てみたところ、値段の高い安いに関係なく、多くのドッグフードに人間には禁止されているものが入っていることを知ります。

「これじゃあ食べなくなるのは當たり前だな、と思ったんです。きちんと安心して食べられるドッグフードを作ろうとその時に決めました」

そこから世に出ているドッグフードの市場調査を始めます。そして犬の體のことを調べたり、専門家に聞いたりと勉強をして、最終的にはやっぱり「生肉」に行き著いたと話します。

「帯広畜産大學の教授が過去に犬の生肉食の研究をしていて生肉ドッグフードを作っていたりもするんですが、どうしてもドッグフード=カリカリのイメージは根強く、生肉ドッグフードは少數派なので、みなさんやめちゃうんですよね。だから、僕が一番最初ではないのです」

そして2018年についに「北海道産ドッグフードだいち」は出來上がります。
使われている原材料は全て北海道産。この原材料を購入するためにも直接生産者の方に連絡をしたと話します。

「生産者の方たちも安心して「人」が食べるものを作っているというプライドがあります。なので『俺たちがつくったものを犬に食べさせるのか!』とお叱りを受けることもありましたよ。でも犬だって『大事な家族』です。そんな『大事な家族』に安心して食べさせるドッグフードを作りたい!そんな想いを伝えて、いま卸してくれている生産者のみなさんは理解してくれた方たちです」

生産者の方たちの支えもあり、出來上がった「北海道産ドッグフードだいち」
小林さんははじめ「このドッグフードこそが正しくて良い商品だからこそ色々なワンちゃんに食べて欲しい」と思っていたそうですが、今は考えを少し変えたと話します。

dogfooddaihci3.jpg取材時に來ていたゴールデンレトリーバーのワンちゃんに登場して頂きました。

「前の會社にいたことでこの世の中には『100%正しい!』ということは無いんだなと學びました。だからこのドッグフードだいちも、全部が全部100%正しいと思ってはいません。カリカリが合うワンちゃんもいれば、生肉が合っているワンちゃんもいます。
でもご飯を食べなくて困っている飼い主さんがいたら『こんなドッグフードもあるんだよ』と選択肢の一つとして知っておいて欲しいです。この商品を作っている人、つまりは僕を信頼してもらうことが大事だなと思っているので、犬の管理栄養士の資格も取得して、LINEでも相談にのります。大切な家族のことだからこそ商品を売るだけじゃなくサポートもしたいんです」

無理に売ったりするのではなく、必要な人のもとに屆けばいい、と考え出してからは知ってもらうために色々なところに出向いていると言います。
獣醫學生と知り合いになり、獣醫を目指す卵の子たちの有志でセミナーを開いたり、YouTubeにチャンネルをつくり動畫を配信、獣醫師さんとコラボをしたり、Instagramで情報を公開しています。

そして飼い主さん向けのドッグフードの個別相談會を行っています。
これだけ聞くと商品を売られるのでは?と思うかも知れません。
なんと売られないどころか「北海道産ドッグフードだいち」が不要になるように手作りご飯の作り方まで教えるそうです。

あくまでも「北海道産ドッグフードだいち」はきっかけ。
「ワンちゃんが安心してご飯を食べられるようになるようにしていきたい」と小林さんの意気込みが伝わります。
最後に、もう一つ小林さんは伝えてくれました。

「実は『だいち』を販売してすぐのころ、やっぱりそれだけじゃ食べていけないのでもともとの夢だった『塾の講師』でアルバイトを始めました。これがすっごく楽しくて。今でも続けています。好きなこと、やりたいことって一つじゃなくていいんだなって。これからも楽しいことやりたいことを絞らずに色々とチャレンジしていけたらなと思っています」

dogfooddaihci13.jpg塾の講師としても貴重な戦力として色々な仕事を任せられているのだとか!

色々な経験をして今がある。誰にだって積み重ねてきたものがあるはずです。
ブラックなこともグレーなこともホワイトなことも。
それらを嘆くのではなく、未來の自分の力と変えて、自分の進むべき方向に楽しく突き進む方に出會いました。

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過去の経験を全て糧に。生肉のドッグフードを作った男性のお話

この記事は2019年10月28日時點(取材時)の情報に基づいて構成されています。自治體や取材先の事情により、記事の內容が現在の狀況と異なる場合もございますので予めご了承ください。

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